
●特長
これまでの潤滑剤は使用対象、使用条件によりその最も大きく要求される特性ー例えば耐荷重性、耐熱性などーのみに偏重して、摩擦抵抗の高さをやむをえないものとしたり、荷重特性に対しては油の粘度のみの対応で能力が判断されてきました。
その点NASKALUB(ナスカルブ)は潤滑剤として要求される下記の様な特性をいずれも満たしており、いわゆるマルチパーパスな潤滑剤といえます。
1)摩擦を小さくする
(動力を少なくする)
2)摺動運動を円滑にする
(動きを円滑にし安定させる)
3)摩擦を防止する
(部品、機械の寿命を延ばす)
4)摩擦面の損傷を防ぐ
(故障を防ぐ)
5)発熱、焼き付きを抑制する
(故障を防ぐ)
6)防錆
(部品機械を長持ちさせ、
故障を防ぐ)
7)振動、騒音を軽減する
NASKALUB(ナスカルブ)を使用することによりこれまでにない潤滑特性を得ることができ、部品・機械等の寿命を長期にわたり延長し、動力を含めたトータル面でコストダウンが達成できます。
●用途
・工作機械、印刷機械、製本機械、 食品機械、プレス機械 等
工業機械の摺動面、ベアリング、 チェーン、スプロケット等の潤滑 に
・自動車、オートバイ、レーシング カート等のチェーン、スプロケッ ト、ベアリング及び摺動面の潤滑 に
・ラジコンカー、釣り具などの
ミニチュアベアリング等の潤滑に
・その他、コック、バルブ、
ドアヒンジ等動きの悪くなった
部分の潤滑に ●実験効果による評価
1)チムケン試験荷重1000kg を超える極圧性能を示し、
優れた耐摩耗性を示す。
2)Falex試験による0.07 という低い摩擦係数
3)小さな摩擦熱で瞬時に金属表面 に潤滑被膜を形成し、長期に
わたって潤滑を継続する。
4)形成された被膜300℃を
超える耐熱性を持ち、仮に
油切れ状態になっても被膜が
破れるまで潤滑する。
5)優れた耐水性、耐薬品性
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■Falex四球試験による摩擦係数の推移(各荷重での最大トルクより算出)
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